絵で楽しむ「食材図典」「ワーズ・ワード」

picgトマトが1年中食べられるようになった今、この本のページをめくって、その食材の旬の時期を確認するのは楽しい。サクラマスは名前の通り、3月と4月。目的なく見てるだけでも、かなり楽しい。杏子と梅と桜桃が同じバラ科サクラ属だということを知る。だから何?という気もするが、楽しい。素材そのものが中心の「食材図典」に加え、加工食品中心の「食材図典Ⅱ」は、例えばチーズだけでも22Pに渡り122種類を紹介している。

へぇ、こんなことばなんだ?ほぅ、こんな言い方するんだ・・・。日本では余りお目にかからない(例えば、電機揚げ鍋:DEEP FRYER)電化製品の名も分かる。下弦の月は「LAST QUARTER」。ふんふん。「ワーズ・ワード:Word’s Word」は、美しいイラストの図鑑でかつ英和辞典の機能つき。なぜかフランス人の言語学者が監修している。子供の頃から図鑑が好きだった。植物図鑑、魚介図鑑、動物図鑑、切手図鑑。背表紙がぼろぼろになり、何ページか綴じから外れそうになるまで何度も何度もページを開いた。きれいなイラストの図鑑を開き、まだ見ぬ動物や植物を想像して過ごした。お菓子を「大人買い」して食玩を集める方も多いと聞くが、この3冊で合計16,300円。大人の買物としては安いものだ。子供の頃の熱い思いが私にこれらを買わせた訳で、決して贅沢な買物ではない。引退後にぱらぱらと眺めるのが楽しみだ。

「ね、楽しいでしょう?こんな意味で買い!な訳だよ、この図鑑は。確かに今は、余り見る時間は・・・、ないよ。でも、このサヨリのイラスト、美味しそうだよねぇ、旬だよね、サヨリ。今度寿司でも食べに行こうか!もちろん廻らないやつ。」


Comments are closed.

002184380

SINCE 1.May 2005